スピーカー・イヤホン 左右バランス & 周波数スイープテスト

スピーカー・イヤホンの左右バランスと周波数スイープを点検

スピーカー・イヤホンの左右チャンネルが正しく接続されているか、左右の音量が同じか、再生できる周波数範囲を確認します。サイン波・ホワイト/ピンクノイズ、左右バランステスト、20Hz〜20kHzの周波数スイープ、手動の単一トーンに対応。インストール不要、100%ブラウザ内で動作します。

音量を下げた状態で始めてください。特に低域(<40Hz)・高域(>15kHz)、スイープ中の急な音量変化はスピーカーと聴覚に負担をかけます。イヤホンは最初は耳から少し離して確認してください。

共通設定

信号

左右バランス・チャンネル確認

片側ずつ再生し、「左」で左から、「右」で右から音が出るか確認します。逆ならチャンネルが入れ替わっており、片側が聞こえなければ断線・不良です。両側再生で音が片方に寄る場合はバランスがずれています。

中央

間隔秒

周波数スイープ

低い周波数から高い周波数まで掃引し、スピーカーの再生限界、特定周波数での雑音・共振、抜けている帯域を探します。再生中の周波数がリアルタイムで表示されます。

方向
スケール
チャンネル
— Hz

手動の単一トーン

スライダーで周波数を動かし、特定の音を好きなだけ鳴らし続けます。スピーカーのビビり・ラトルの位置を探したり、聞こえる高音の限界をおおまかに確認するのに使います。

440 Hz
チャンネル
クイック選択

確認のしかた

  • チャンネル確認:「左」を選ぶと左のスピーカー/イヤーピースからのみ音が出るはずです。「右」も同様。逆なら左右が入れ替わっています。
  • バランス:「両方」またはピンクノイズで、音像が真ん中に定位するか聴きます。片側が大きければOS・アプリのバランス設定かハードの不良です。
  • 低域限界: スイープを20Hzから始めると最初はほぼ聞こえず、ある点から鳴り出します。それより下はスピーカーが再生できていません。
  • 雑音・共振: 特定の周波数で「ビリビリ」と震えるのは、グリル・筐体・周囲の物の共振です。手動トーンでその周波数を固定して発生源を探します。
  • 高域: 15kHz以上が聞こえなくても正常なことがあります(年齢による)。スピーカーの不良と聴力の限界を区別するには他の人と比べてください。

メモ

  • Bluetoothイヤホンではコーデック遅延のため、自動交互再生の切り替えが少し遅れて聞こえることがあります。
  • ノートPCの内蔵スピーカーは低域が弱く左右の間隔も狭いため、バランス・低域テストには不向きです。
  • すべての音はこのブラウザ内で生成され、サーバーには何も送信されません。

スピーカー・イヤホン 左右バランス & 周波数スイープテストについて

音はすべてブラウザの Web Audio でその場で合成します。録音ファイルではないのでスイープの周波数は正確で、「左」を選ぶと右チャンネルにはゲイン0、完全な無音が出ます。それでも右から聞こえるなら、原因は再生側(モノラル設定、空間オーディオ、クロスフィード)です。

音量は14%(約-17dBFS)から始まります。サイン波は同じ音量の音楽よりずっと大きく感じ、20kHz付近のように聞こえにくい音ではつい音量を上げがちだからです。ツイーターも耳も、聞こえない音のエネルギーを同じように受けます。

左右チェックで見つかること

左右の取り違えは意外によくあります。アンプ背面のスピーカーケーブルの逆挿し、イヤホンの左右逆装着、モニタースピーカーの入力の交差などです。「左」で右から鳴るなら配線を、両側から同じように鳴るなら OS のモノラルオーディオ設定(Windows のアクセシビリティ、iOS・macOS の「モノラルオーディオ」)を先に確認してください。

「微調整バランス」は等パワーのパン方式で、中央では左右それぞれ cos 45°≈0.707、つまり-3dBになり、端へ動かしても合計の出力は一定です。中央なのに片側に寄って聞こえるなら、スライダーを反対へ少し動かし、音像が真ん中に来る位置を探します。そのずれが今のシステムの左右差です。判断にはサイン波よりピンクノイズが向いています。

Bluetooth イヤホンでは左右自動切り替えが少し遅れて聞こえることがあります。コーデックのバッファによるもので故障ではありません。

20Hz〜20kHzと年齢

人の可聴域は20Hz〜20kHzとよく言われますが、これは若い耳の理想的な範囲です。加齢性難聴は内耳の有毛細胞がすり減って起き、高い音から聞こえにくくなるのが特徴です。米国国立老化研究所(NIA)は、65〜74歳の約3人に1人に難聴があるとしています。20代でも15〜16kHz以上が聞こえないのは珍しくありません。

スイープが14kHzあたりで途切れても、このツールだけではスピーカーのせいか耳のせいか区別できません。同じ位置で別の人に聞いてもらうか、同じヘッドホンを別の機器で試してください。これは聴力検査ではありません。

低域は逆にスピーカーの限界が先に来ます。ノートPC内蔵スピーカーは数百Hz以下がほとんど出ず、20Hz付近は大型サブウーファーでないと音というより振動です。20Hzから上げていき音が「付く」周波数が、おおよそそのスピーカーの低域限界です。

特定の音だけ膨らむ・消える:部屋の定在波

向かい合う2枚の壁の間では、壁の間隔の2倍が波長の整数倍になる周波数で定在波ができます。軸方向モードの周波数は f = n × 343 ÷ (2 × 長さ)。この周波数では、場所によって音が大きく膨らんだりほぼ消えたりします。6畳間(約3.6m×2.7m)のような狭い部屋では、最初のモードが50Hz前後から60Hz台にきます。

ツールの「波長」は音速343m/sで計算します。50Hzは6.86mで部屋と同じくらいの大きさ、1kHzは34cm、10kHzは3.4cmです。高域は部屋よりもスピーカーの向き(軸から外れると高域が落ちる)に左右されます。

スイープ中の「ビリビリ」という音は、グリル、筐体、机の上の物の共振であることが多いです。手動の単一トーンでその周波数を保ち、物を1つずつ押さえると原因が見つかります。

対数スイープと線形スイープ

既定の対数スイープは1オクターブごとに同じ時間を使います。20Hz→20kHzは1000倍、約9.97オクターブなので、12秒なら1オクターブ約1.2秒です。線形スイープは1Hzごとに同じ時間を使うため、低域全体が1秒足らずで過ぎ、残りはほぼ高域です。

例

12秒スイープの6秒時点

入力
20Hz → 20kHz、対数/線形
結果
対数:約632Hz ・ 線形:約10,010Hz

対数は 20×1000^(6/12)=20×31.6≈632Hz、線形は 20+(20000−20)×0.5=10,010Hz。

6畳間の定在波

入力
長辺3.6m・短辺2.7m、音速343m/s
結果
長辺:47.6Hz、95.3Hz … ・ 短辺:63.5Hz、127Hz …

343÷(2×3.6)=47.6Hz、343÷(2×2.7)=63.5Hz とその整数倍。天井高2.4mなら71.5Hzも加わります。

1,000Hzの最も近い音名

入力
1,000Hz
結果
B5、+21セント

69+12×log₂(1000÷440)≈83.21 → MIDI 83(B5)より0.21半音高い。

使い方

  1. 音量を下げて始め、イヤホンは最初は耳から少し離して確認します。
  2. 左右を別々に鳴らして方向を確認し、「両方」で音像が中央に来るか見ます。
  3. スイープで低域が付く所、高域が消える所、ビビる周波数を控えます。
  4. 気になる周波数は手動トーンで保持して原因を探します。

よくある質問

17kHz以上が聞こえません。故障ですか?

多くは正常な聴覚の限界です。高音域の聴力は年齢とともに先に落ちます。

左だけ鳴らしたのに右からも小さく聞こえます。

ツールは反対側に完全な無音を送っています。モノラルオーディオ、空間オーディオ、イヤホンアプリのクロスフィード設定を確認してください。

スイープの途中で急に大きくなる帯域があります。

部屋の定在波かスピーカー自体の共振です。聞く位置を変えて変化すれば部屋が原因です。

スピーカーを傷めませんか?

大音量のサイン波を長く流すとツイーターや小型ユニットに負担がかかります。聞こえない高域で音量を上げないでください。

出典

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