PDF/A変換・PDF/X変換

PDF/A(長期保存)・PDF/X(印刷)に変換して規格チェック

PDF/A(長期保存)・PDF/X(印刷)に変換して規格チェック

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PDFを選ぶと内容を解析して表示します。

ファイルはこのブラウザ内でのみ処理されます。サーバーにはアップロードされません。

長期保存用のPDF/A-1b・2bに変換して規格チェック

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変換設定

PDF 1.7ベース · 透明効果とレイヤーを許可。ほとんどの提出先で受け付けている規格です。

事前チェック

ファイルを選ぶと、ページごとにフォント・透明効果・色空間をチェックします。

自動で処理:JavaScript・実行アクション・添付・XFAの削除、注釈の印刷フラグ・外観の整理、LZWの再圧縮、sRGB出力インテント・XMPメタデータ・文書ID、全体の書き直し。

暗号化されたPDFは先にパスワードを解除してください。ファイル全体を書き直すため、既存の電子署名は無効になります。原本を保管し、結果をご確認ください。

PDF/A変換・PDF/X変換について

このツールには2つのモードがあります。PDF/Aモードは通常のPDFを長期保存用のPDF/A-1bまたはPDF/A-2bに近づけて書き直し、PDF/Xモードは入稿用のPDF/X-1a:2001またはPDF/X-4に変換します。どちらのモードでも、変換後に変換処理とコードを共有しない別の検査器が保存したファイルを最初から読み直し、条項ごとに合格・不合格・警告を表示します。

ただし結果画面の「合格」はこのツール内部のチェックであり、公的な認証ではありません。グリフ幅とフォントプログラムの一致、TrueTypeのcmap規則、コンテンツストリーム演算子の妥当性、XMP拡張スキーマ、ICCプロファイル内部タグは検査しません。適合性を厳密に求める提出先に出す場合は、保存したファイルをveraPDFでもう一度確認してください。

PDF/Aモードが実際に変えること

PDF/Aは「ファイルだけで数十年後も同じ見た目を再現できるか」を問う規格です。そのため外部に依存する要素や、ビューアによって結果が変わりうる要素を取り除きます。自動で行う処理は次のとおりです。

  • 暗号化されたファイルは受け付けません。PDF/Aは暗号化を禁止しています。
  • JavaScript、起動(Launch)アクション、追加アクション(/AA)、添付ファイル、XFA、NeedAppearancesフラグを削除します。
  • 注釈に印刷フラグを立て、非表示フラグを外し、外観ストリームがなければ空の外観を入れてその旨を報告します。
  • LZW圧縮のストリームをFlateで再圧縮します(PDF/A-1はLZWを禁止)。
  • sRGBのICCプロファイルを含む出力インテントを加え、pdfaidのパートと適合レベルを記したXMPを新しく作り、Info辞書と同期させます。
  • 1bではレイヤー(オプションコンテンツ)を削除し、実際の透明効果がない透明グループを整理します。

自動では直せない3つのもの

最も多い失敗原因はフォントが埋め込まれていないファイルです。ビューアの代替フォントで表示されていた文字は、元のフォントファイルがなければこのツールでも埋め込めません。2つ目は1bでの実際の透明効果(影、半透明の図形)、3つ目は出力インテントと合わないデバイスカラー(sRGBのインテントなのにDeviceCMYKで塗られた図形など)です。

「修正できないページ」を「画像に変換」にすると、そのページだけをブラウザで描画した画像に置き換えます。検査は通りやすくなりますが、そのページの文字は選択も検索もできなくなり、拡大するとぼやけます。検索可能なテキストも求める提出先では要件を満たさなくなるため、元のアプリでフォントを埋め込んで書き出し直すほうが確実です。

1bと2bのどちらを選ぶか

PDF/A-1(ISO 19005-1:2005)はPDF 1.4をベースとし、透明効果、レイヤー、JPEG 2000を認めません。PDF/A-2(ISO 19005-2:2011)はPDF 1.7ベースでこれらを認め、PDF/Aファイルの添付も可能です。PDF/A-3(ISO 19005-3:2012)はPDF/A-2とほぼ同じですが、XMLや表計算ファイルなど任意形式の添付を認める点が異なります。このツールは添付をすべて削除するため、パート3は作りません。

末尾の b は視覚的な再現(basic)のみを保証します。u はすべての文字のUnicode対応付けを、a はさらにアクセシビリティのためのタグ構造を求めます。このツールが作るのは b です。提出先がバージョンを指定していなければ2bが無難で、パート1が明記されている場合や古いシステムに出す場合だけ1bを選びます。

PDF/Xモード:印刷所が求めるもの

PDF/X(ISO 15930)は保存ではなく印刷のための規格です。X-1a:2001は色をCMYKと特色に限り、透明効果とレイヤーを禁止します。X-4(ISO 15930-7)は透明効果、レイヤー、ICCベースの色をそのまま残し、出力側のRIPで処理させます。このツールは選んだICCプロファイルで色をDeviceCMYKに変換し、出力インテント(GTS_PDFX)とTrimBox・BleedBoxを設定します。

内蔵プロファイルはCC0の公開プロファイル(CGATS TR 001、SWOP互換)からこのツールが計算した簡易版で、日本の印刷所で標準的なJapan Color 2011 Coatedとは別物です。色が大事なら印刷所の.iccをアップロードしてください。塗り足しの値はページの枠を仕上がり線の外へ広げるだけで、描かれていない絵柄を外側へ伸ばしはしません。背景が仕上がり線で止まっていれば塗り足し部分は白のままで、断裁が少しずれると白い線が出ます。画像解像度と総インキ量も検査しません。

例

ワープロの報告書をPDF/A-2bに

入力
フォント埋め込み済みの12ページ、表紙に半透明の図形1つ
結果
PDF/A-2b:自動修正後に内部検査合格。PDF/A-1b:表紙が透明効果で不合格

パート2は透明効果を許可します。どうしても1bが必要なら、表紙だけ画像にするか元データで効果を外して書き出し直します。

3ページだけフォントが埋め込まれていない

入力
8ページ中、2・5・6ページが未埋め込みのMS明朝を使用
結果
報告モード:3ページ不合格。画像モード:3ページが画像になり合格

画像化した3ページは検索もコピーもできません。テキスト検索が必要な提出先なら元データを直すべきです。

名刺をPDF/X-4に、塗り足し3mm

入力
91×55mmの名刺(日本の標準サイズ)、RGBのロゴ、塗り足し3mm
結果
TrimBox 91×55mm、BleedBox 97×61mm、色はCMYKに変換

91+3+3=97、55+3+3=61mmです。日本の入稿では塗り足し3mmが一般的です。

使い方

  1. モード(PDF/AまたはPDF/X)と規格を選びます。
  2. PDFを選ぶと、ページごとのフォント・透明効果・色空間の事前チェックが表示されます。
  3. PDF/Aは修正できないページの扱いを、PDF/Xは出力プロファイルと塗り足しを決めて変換します。
  4. 検査表を確認して保存します。提出前にveraPDF(PDF/A)か印刷所のプリフライト(PDF/X)で再確認します。

よくある質問

プロパティにPDF/Aと出れば適合ファイルですか?

いいえ。表示はXMPメタデータの宣言を読んでいるだけです。宣言があってもフォントが埋め込まれていないファイルは珍しくありません。適合性はveraPDFのような検証ツールで内容を検査して初めて分かります。

パスワード付きPDFが使えないのはなぜですか?

PDF/Aは暗号化を禁止しています。数十年後にパスワードや復号方式が残っている保証がないためです。先に解除してから変換してください。

電子署名はどうなりますか?

ファイル全体を書き直すため、既存の署名は無効になります。PDF/Aに変換してから署名してください。

PDF/X変換後に色がくすんで見えます。

画面の鮮やかな青や緑はCMYKインキで再現できる範囲の外にあるため、範囲内に収められます。正常な動作で、印刷所のプロファイルを使うと実際の仕上がりに近いプレビューになります。

補足

画像化したページはファイルが大きくなり、文字の選択・検索・読み上げができなくなります。

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出典

基準日:

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