血中アルコール濃度計算機

ウィドマーク式で血中アルコール濃度と覚める時間を推定

飲んだ酒の種類・量と体重・性別を入力すると、ウィドマーク式で血中アルコール濃度(BAC)を推定し、完全に酔いが覚める時刻や各国の参考運転制限基準を下回る予想時刻を計算します。参考用の推定値で、100%ブラウザ内で処理されます。

個人情報

 
性別
分解速度
1時間あたりのBACの下がり方(個人差が大きい) — 平均 0.15‰/h
 
0なら開始時刻にすべて飲んだものとして計算します。入力するとその時間に均等に飲んで吸収されたものとみなします。

飲んだ酒

クイック追加

カスタム

    まだお酒が追加されていません。

    計算結果

    飲んだお酒を追加すると結果が表示されます。

    ウィドマーク式について

    • 摂取したアルコール量(g)を体重と体内分布比率(ウィドマーク係数、男性0.68・女性0.55)で割って初期BACを求め、その後は一定の速度で分解されると仮定する標準的な近似式です。
    • 性別による係数の違いは平均的な体脂肪・体水分の差を反映したもので、個人差はかなり大きくなり得ます。
    • 飲酒時間を入力すると、その時間にアルコールが均等に吸収されるとみなして最高BACとその時刻を計算します(0なら開始時刻にすべて吸収)。飲んでから胃腸で吸収されるまでの遅れは反映しておらず、実際には食事の有無や体質によって飲み終えて30〜60分後にピークに達することもあります。

    ⚠️ 必ずお読みください

    • このツールは医学的・法的判断の根拠にはならない参考推定値です。実際のBACは体質・健康状態・服用薬・空腹かどうかなどにより計算値と大きく異なる場合があります。
    • 法定基準を下回ったからといって、必ずしも安全に運転できる状態とは限りません。少量のアルコールでも判断力や反応速度が低下することがあります。
    • 運転の可否はこの計算機ではなく、実際の飲酒検知器や医療従事者の判断に従ってください。少しでも飲酒したら運転しないのが最も安全です。
    • 入力した情報はサーバーに送信されず、このブラウザ内だけで計算されます。

    血中アルコール濃度計算機について

    飲み会の後に「何時間たてば運転できるか」を知りたくてこの種の計算機を開く人は多い。先に書いておくと、この計算機でそれを判断してはいけない。数値は平均的な体を前提にした推定で、実際の血中アルコール濃度は同じ人が同じ量を飲んでも日によって変わる。飲んだら運転しない、が唯一の答えになる。

    それでも計算の仕組みを知っておく意味はある。ビール中ジョッキ3杯が体から抜けるまでの時間、体重の軽い人が同じ量で長く酔っている理由、深夜まで飲んだ酒が翌朝の通勤時間まで残りうることを数字で確かめられる。この計算機はウィドマーク式で飲酒直後の最高濃度、現在の推定濃度、ゼロになる予想時刻、日本・韓国・ドイツ・米国・英国の基準を下回る予想時刻を示す。

    ウィドマーク式の中身

    1930年代にスウェーデンの化学者エリック・ウィドマークがまとめた式で、二段階でできている。まず、飲んだアルコールが体内の水分に均一に広がったとみなして最初の濃度を出す。初期濃度(‰)= アルコール(g)÷(体重(kg)× r)。次に、肝臓が1時間あたり一定量を分解するとみなし、濃度を直線的に下げていく。現在の濃度 = 初期濃度 − β × 経過時間。

    アルコール量は容量 × 度数 × エタノールの密度0.789g/mlで求める。缶ビール350ml(5%)なら約13.8g、ビール中ジョッキ500mlなら約19.7g、ウイスキーのシングル30ml(40%)なら約9.5gになる。厚生労働省が使う「純アルコール20g」の目安は中ジョッキ1杯とほぼ同じだ。計算機のプリセット(ウイスキー44mlなど)は国際的な分量なので、日本の店の量と違う場合は容量と度数を直接入力する。

    結果は‰で計算して10で割り、%で表示する。

    r係数:同じ酒でも効き方が違う理由

    rはアルコールが広がる体の割合を表す。アルコールは水に溶けやすく脂肪にはほとんど溶けないので、体水分が多い人ほど薄まる。計算機は広く使われる平均値、男性0.68・女性0.55を使う。女性の値が低いのは平均的に体脂肪率が高く体水分率が低いためだ。

    あくまで性別ごとの平均なので、筋肉量の多い女性は0.55より高く、体脂肪の多い男性は0.68より低いことがある。rのずれはそのまま初期濃度のずれになる。

    分解速度の幅

    「1時間に0.015%ずつ下がる」という目安は、計算機の「平均」(0.15‰/h)にあたる。法医学者A. W. Jonesの2010年の総説では、血中エタノールの分解速度の生理的な範囲は1時間あたり0.010〜0.035%程度と幅が広い。適度に飲む人の平均としては0.015%が妥当だが、空腹で飲んだ場合は0.010〜0.015%、食事と一緒なら0.015〜0.020%寄りになる傾向がある。

    計算機の遅い(0.10‰/h)・平均・速い(0.20‰/h)はこの範囲を三つに分けたもので、自分がどれに当たるかは計算機からはわからない。

    推定値で運転を判断してはいけない理由

    飲酒時間を0にすると、計算機は飲み始めた瞬間に全量が吸収されたと仮定する。飲酒時間(開始〜終了)を入れるとその間に均等に吸収されるとみなし、飲み終えた時点の最高濃度とその時刻を示す。ただし胃腸での吸収の遅れは反映しない。実際には最後の一杯から30分〜1時間以上、濃度がむしろ上がり続けることもある。

    • rも分解速度も平均値で、個人の実際の値とは大きくずれることがある。
    • 飲んだ量を正確に覚えている人は少ない。継ぎ足しながら飲んだ日本酒やワインは特にあいまいになる。
    • 風邪薬や睡眠薬、疲労、睡眠不足は同じ濃度でも運転能力をさらに下げる。
    • 日本の道路交通法は基準値未満でも酒気を帯びた運転そのものを禁じている。基準値は処罰の線であり、安全の線ではない。
    • 取締りは実際の測定値で行われる。計算結果は何の弁明にもならない。

    日本の基準と他国との違い

    道路交通法施行令第44条の3は、酒気帯び運転の基準を血液1ミリリットルにつき0.3ミリグラム、または呼気1リットルにつき0.15ミリグラムと定めている。血液の0.3mg/mlは0.03%にあたり、計算機の日本の行はこの血中の値を使っている。呼気の0.15mg/Lは検問で使う呼気検査の数値なので、計算機の%と直接比べることはできない。また、酒酔い運転は数値ではなく、まっすぐ歩けるかなど酒に酔った状態かどうかで判断される。

    表の他国は韓国0.03%、ドイツ0.05%、スペイン0.05%(初心者・職業運転者は0.03%)、米国の大半の州0.08%(ユタ州は0.05%)、英国(イングランド・ウェールズ)0.08%。日本の基準は国際的に見ても厳しい側にある。

    例

    体重65kgの男性、中ジョッキ3杯

    入力
    男性 65kg、ビール500ml・5% × 3杯、分解速度 平均
    結果
    アルコール約59.2g・最高 約0.134%・0.03%を下回るまで約6時間55分・ゼロまで約8時間55分

    1,500 × 0.05 × 0.789 = 59.2g、65 × 0.68 = 44.2なので59.2 ÷ 44.2 ≈ 1.34‰。0.03%(0.3‰)までは(1.34 − 0.30)÷ 0.15 ≈ 6.9時間。夜11時に飲み終えたとしても、平均で朝6時前後、「遅い」なら0.03%を下回るのは朝9時過ぎになる。

    ワイン2杯、55kgの女性と80kgの男性

    入力
    ワイン150ml・12% × 2杯、分解速度 平均
    結果
    女性55kg:最高 約0.094%、ゼロまで約6時間15分 / 男性80kg:最高 約0.052%、ゼロまで約3時間30分

    アルコールはどちらも28.4g。女性は55 × 0.55 = 30.25で割って0.94‰、男性は80 × 0.68 = 54.4で割って0.52‰。体重とrの差で同じ2杯がほぼ倍の違いになる。

    使い方

    1. 体重(kgまたはlb)、性別、分解速度を選ぶ。わからなければ「遅い」の結果を見る。
    2. 飲んだ酒をプリセットか容量・度数の直接入力ですべて追加する。
    3. 飲み始めた時刻と飲酒時間(開始〜終了)を入れると、現在の推定濃度、最高濃度、各基準を下回る予想時刻が出る。

    よくある質問

    ビール1杯なら何時間後に運転できますか?

    この計算機では判断できない。平均値では数時間で抜ける計算になっても、個人差や吸収の遅れで実際の値は外れる。日本では基準値未満でも酒気帯びでの運転は禁止されている。

    寝れば酒は早く抜けますか?

    肝臓の分解速度はほとんど変わらない。睡眠やコーヒーは眠気を和らげるだけで、血中濃度は下がらない。

    呼気0.15mg/Lは血中の何%ですか?

    日本の法令は呼気0.15mg/Lと血液0.3mg/mlを並べて基準にしており、後者は0.03%にあたる。呼気と血中の換算比は国や測定法で扱いが異なるので、計算機の%は血中の値として見る。

    女性のほうが高く出るのはなぜですか?

    計算機が女性にr = 0.55、男性に0.68を使うため。平均的に体水分の割合が低く、アルコールが薄まりにくいことを反映している。

    補足

    この計算機を運転してよいかの判断に使ってはいけない。飲んだら運転しない。

    基準値は法改正で変わることがある。記載の値は2026年9月時点で確認したもの。

    出典

    基準日:

    計算の前提

    結果は入力と仮定に基づく参考値です。医療判断や契約・申告には公式資料や専門家の確認が必要です。

    プライバシーとデータの扱い