PDFの開き方設定
開始ページ・倍率・見開き・しおりパネル・フルスクリーンを設定
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PDFを開いたときの開始ページ・倍率・見開き・しおりパネル・フルスクリーンを設定
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PDFの開き方設定について
PDFは「開いた瞬間にどう見えるか」をファイルの中に書いておけます。何ページ目を何パーセントで開くか、単ページか見開きか、しおりパネルを出すか、印刷ダイアログの既定値まで含みます。いずれもカタログのOpenAction・PageLayout・PageMode・ViewerPreferencesに入ります。
これらは命令ではなく推奨です。Acrobat Readerのような専用ビューアはほぼ従いますが、ChromeやEdgeの内蔵ビューアやモバイルアプリは一部を無視します。ファイルを追加すると保存済みの設定を先に読み込むので、何が変わるかを確かめてから保存できます。
見開きで表紙を単独にする理由
見開きの配置で「奇数ページを左」は1・2、3・4ページを並べ、「表紙を別に」は1ページだけを右に置いて2・3、4・5ページを組にします。横組みの本は1ページ目が右ページなので、実際の見開きは偶数・奇数の組になります。印刷用に作ったPDFは「表紙を別に」で開いてこそ本物の見開きと一致します。一方、ページごとに独立したスライド資料は連続スクロールが見やすいでしょう。
縦書きの本やアラビア語など右から左へめくる文書は、読み方向を「右から左」にすると見開きの左右が入れ替わります。日本語の縦組み原稿ではこれを忘れると、見開きが逆順に並びます。
倍率・パネル・印刷の既定値
倍率はビューア既定(開始動作なし)、ページ上端で指定倍率(1〜6400%)、ページ全体、幅に合わせる、高さに合わせる、から選びます。「ビューア既定」を選ぶとページ移動の開始動作を消します。ページ移動以外の開始動作(スクリプトなど)があると、読み込み時に警告とともに「既存のオープンアクションを残す」チェックボックスが表示され、初期状態でオンなのでその動作は残ります。外すと保存時に削除します。ほかの開始位置を選ぶとその位置に置き換わります。
開いたときのパネルはしおり・サムネイル・レイヤー・添付ファイルから選べ、フルスクリーンを選ぶと解除後のパネルも決められます。印刷では「実際のサイズ(拡大縮小なし)」が大切です。ビューアの既定は用紙に合わせて縮小することが多いので、縮尺のある図面や寸法どおりに刷るラベル用紙ではこれをオンにします。両面の綴じ方向(長辺・短辺)と部数(1〜5部)も既定値にできます。
例
製本前の冊子の校正用PDF
- 入力
120ページの冊子、開始1ページ・ページ全体、見開き・表紙を別に、しおりパネル、両面・長辺綴じ- 結果
Acrobatで開くと表紙だけが右に、続いて2-3、4-5ページの見開き、左にしおり
校正者は刷り上がりと同じ見開きで小口やノドの余白を確かめられます。Chromeの内蔵ビューアでは配置設定が無視され、1ページずつ表示されることがあります。
使い方
- PDFを追加すると、保存済みの開き方の設定が読み込まれます。
- 開始ページと倍率、配置とパネル、ウィンドウオプション、読み方向と印刷既定値を決めます。
- 保存し、Acrobat Readerなどの専用ビューアで開いて確かめます。
よくある質問
設定したのにChromeではいつもどおり開きます。
ブラウザ内蔵ビューアはこれらの推奨値をほとんど使いません。設定はファイルに保存されているので、専用ビューアで確認してください。
ツールバーを隠すと印刷できなくなりますか。
なりません。ツールバーやメニューバーを隠すよう頼むだけで、ショートカットや設定でいつでも戻せます。印刷を禁じるには権限パスワードが必要です。
しおりがないのにしおりパネルを選ぶとどうなりますか。
空のパネルが開きます。先にしおりを作ってからこの設定を適用してください。
補足
カタログが文書の出発点になる仕組みは、ガイド「PDFファイルの中身」で説明しています。
出典
基準日: