PDFアクセシビリティ検査

タグ・代替テキスト・言語・読み上げ順序・コントラストのPDF/UA検査

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PDFを選ぶと内容を解析して表示します。

ファイルはこのブラウザ内でのみ処理されます。サーバーにはアップロードされません。

タグ構造・代替テキスト・言語・読み上げ順序・コントラストなどPDF/UAの基本項目を検査してレポート化

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PDFを選ぶとアクセシビリティ項目を検査します。

結果分類項目ページ内容

機械的に確認できる基本項目だけを検査します。代替テキストが適切か、読み上げ順序が意味に合っているかはご自身で確認してください。

暗号化されたPDFは先にパスワードを解除してください。ページの内容を中心に処理するため、しおり・添付・フォーム・署名の保持は保証されません。原本を保管し、結果をご確認ください。

PDFアクセシビリティ検査について

このツールはPDFを読むだけで、何も書き換えません。カタログ、構造ツリー、各ページのコンテンツストリーム、注釈、フォントを調べ、PDF/UA(ISO 14289)でよく引っかかる20ほどの項目を合格・不合格・警告で示し、問題のあるページ番号も併記します。

PACやMatterhornプロトコルの考え方に沿った基本チェックであり、認証ではありません。代替テキストが「あるか」は分かっても、その内容が図を正しく説明しているか、読み上げ順が人の読む順と合っているかは機械には判断できません。すべて合格しても、スクリーンリーダーで一度聞いてみる作業は残ります。

タグ付きPDFとは何か

PDFのページは本来「この座標にこの文字を描け」という命令の集まりです。2段組なら左右の段の1行目が同じ高さにあり、命令の順序も作成ソフト次第です。スクリーンリーダーはこの命令だけでは、どこが見出しで、どこで段落が終わるのか分かりません。

タグ付きPDFはページ内容の断片ごとに番号(MCID)を付け、別の構造ツリーに「H1 → P → Figure → Table」のように論理順序と役割を記録します。ノンブルや柱などの装飾はArtifactとして読み飛ばさせます。PDF/UAはこれに加え、文書の言語、タイトル、図の代替テキスト、表の見出しセル、フォームフィールドの説明などを求めます。

検査項目とよくある不合格の原因

項目は文書・構造・内容・注釈・フォントの5グループです。実務でよく見る不合格は次のとおりです。

  • MarkInfo /Marked と構造ツリーがない:「印刷 → PDFプリンター」で作ったファイルはほぼ確実にここで落ちます。「名前を付けて保存 → PDF」でタグのオプションを有効にします。
  • /Lang がない:日本語の文書を英語の発音規則で読み上げられることがあります。値はja-JPのような言語タグです。
  • 文書タイトルとDisplayDocTitle:ウィンドウにファイル名ではなく文書タイトルを表示させます。
  • タグ付けされていない内容:タグ付きPDFに後から押印画像などを合成すると、追加した部分だけがタグの外に残ります。
  • 画像だけのページ:スキャン文書は文字が絵なので、OCRでテキスト層を入れる必要があります。
  • Figureの/Alt、表のTH、見出しレベルの飛び(H1の次がH3)、リンクの説明、フォームの/TU、注釈のあるページのタブ順(/Tabs /S)、フォント埋め込みとToUnicode。

コントラスト検査は推定値

文字色のコントラストはWCAG 2.xの式で計算し、背景は文字のすぐ下から求めます。コンテンツストリームを順にたどり、文字より先に塗られた色付きの箱や図形のうち文字の位置を覆う最後のものの色を背景とし、何もなければ白い紙とみなします。そのため紺色の箱の上の白文字は合格し、黒い箱の上の濃いグレー文字は警告になります。文字が写真やグラデーションの上にある場合はコンテンツストリームだけでは色が分からないので、ブラウザでそのページを描画し、文字の周りで最も多い色を背景として読み取ります。

それでも推定値です。図形は外接矩形で判断し、半透明や描画モード(ブレンド)、特殊な色空間は反映せず、各文字列の先頭の1点だけを見ます。そのためこの項目は警告にとどめています。18pt以上は3:1、それ以外は4.5:1が基準です。

PDF/UA-1とPDF/UA-2、日本の基準

PDF/UA-1(ISO 14289-1:2014)はPDF 1.7ベース、PDF/UA-2(ISO 14289-2:2024)はPDF 2.0ベースです。このツールはXMPのpdfuaid:partを読んでどちらを宣言しているかを表示し、それ以外は両者に共通する基本要件を中心に見ます。動的XFAフォームはPDF/UAで認められないため即座に不合格になります。

日本の公的機関のウェブアクセシビリティはJIS X 8341-3(WCAG 2.0と一致規格)を基準にしており、PDFもウェブコンテンツの一部として扱われます。PDF/UA認証そのものを法令で求める規定は確認できませんでしたが、公開前の一次チェックとして使えます。

例

ワープロから「PDFに印刷」したお知らせ

入力
4ページ、表1つ、画像2つ、PDFプリンターで出力
結果
MarkInfo・構造ツリー・未タグ内容(4ページ)・/Lang が不合格

原因は1つです。元ファイルからタグ付きで書き出し直せば大半が一度に解決します。

グレーの注記文字

入力
白地に#999999、10ptの文字
結果
コントラスト約2.85:1 → 警告(基準4.5:1)

0x99は153/255=0.6、線形化すると約0.318。(1+0.05)/(0.318+0.05)≈2.85で、大きい文字の3:1にも届きません。#767676程度まで暗くすれば4.5:1を超えます。

タグ付きPDFに押印画像を追加

入力
きちんとタグ付けされた10ページ、最終ページに印影画像を合成
結果
タグ付けされていない内容:10ページ

印影だけが構造の外にあります。装飾ならArtifact、意味があるならFigureと代替テキストで入れます。

使い方

  1. PDFを選びます。読み取るだけで変更はしません。
  2. 合格・不合格・警告の概要、グループ別の項目、該当ページを確認します。
  3. 必要ならレポートをダウンロードし、文書の作成者に渡します。

よくある質問

すべて合格ならPDF/UA文書ですか?

いいえ。代替テキストの適切さ、読み上げ順、表のセルの関連付けなど人が判断すべき点が残ります。PACのような専用チェッカーとスクリーンリーダーでの確認を併用してください。

スキャンPDFはどう直しますか?

OCRで見えないテキスト層を入れたうえで、タグ編集ができるソフトで構造を作ります。OCRだけでは見出しや表の構造はできません。

PDF/A-1aや2aならアクセシブルですか?

a レベルはタグとUnicodeを求めるので出発点としては良いものの、代替テキストや表の見出し、見出し順までは保証しません。

ファイルはアップロードされますか?

いいえ。解析もレポート作成もブラウザ内で行われるので、公開前の文書も確認できます。

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出典

基準日:

プライバシーとデータの扱い