PDFアーティクルスレッド作成
段組みの記事の流れに沿ってアーティクルスレッドを作成
ファイルはこのブラウザ内でのみ処理されます。サーバーにはアップロードされません。
段組みの新聞・論文で、スペースキーやクリックで次の段へ進む記事の流れを作成
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PDFアーティクルスレッド作成について
新聞・雑誌・学会誌のような段組みのPDFでは、一つの記事が左の段から右の段へ、さらに何ページか先へ飛んで続きます。画面で読むと、拡大したまま段の間を行き来し、「12面へ続く」を探してページをめくることになります。アーティクルスレッドは、記事を読む順に枠(ビーズ)をつないでおくPDFの機能です。
このツールではプレビュー上をドラッグして枠を描くと、選んだ記事の次の枠として追加されます。記事はいくつでも作れ、それぞれにタイトルを付けられます。対応ビューアでは記事の中をクリックして読み進めると、枠の順にたどっていきます。
ファイルに書き込まれる構造
記事一つがカタログのThreads配列にスレッド一つとして入ります。スレッドにはタイトル情報と最初のビーズが記録され、各ビーズは自分のページと矩形の座標、次(N)と前(V)のビーズを指します。最後のビーズの次は最初のビーズに戻る環状リストで、仕様が定める形そのままです。ビーズは同じページ内でも、ページをまたいでもつなげます。
すでにスレッドがあるPDFを開くと、既存のスレッドがタイトル・ビーズ数・ページとともに一覧に表示されます。削除の印を付けたスレッドだけを適用時に消し、残りはそのままにして新しい記事を後ろに追加します。ページの内容は変わりません。
使える環境と使えない環境
アーティクルスレッドは主にAdobe Acrobat・Readerなどデスクトップのビューアが対応してきた古い機能です。Chrome・Edge・Firefoxの内蔵PDFビューアや多くのモバイルアプリはこの情報を読まず、普段どおりページを表示します。ファイルが壊れることはないので入れて損はありませんが、読者の多くがブラウザで開くなら、しおりや目次リンクのほうが確かな道しるべです。
スクリーンリーダーやタグ付きPDFの読み上げ順序はこの機能とは別です。アクセシビリティのための読み順は構造タグで決めます。
例
3段組みニュースレターのトップ記事
- 入力
4ページのニュースレター。トップ記事が1ページ左段 → 1ページ中段 → 3ページ右段と続く。枠を3つ順に描く- 結果
タイトル「トップ記事」のスレッド1本、ビーズ3個(1・1・3ページ)
対応ビューアでトップ記事の最初の段をクリックして読み進めると、1ページ中段を経て2ページを飛ばし、3ページ右段へ直接移ります。
使い方
- PDFを追加し、記事のタイトルを決めます。
- プレビューで記事が続く順に枠をドラッグで描き、別の記事は「新しい記事」で追加します。
- 適用して保存し、Acrobat Readerで記事の中をクリックしてたどってみます。
よくある質問
既存のスレッドを消したり直したりできますか。
消すことはできます。ファイルを開くと文書内のスレッドが一覧に出て、「削除」を押したスレッドは適用時に消えます。既存のビーズを直す機能はないので、消してから新しい記事として描き直してください。
枠の順番を間違えました。
「元に戻す」を押すと最後の枠が消えます。新しい枠は常に一覧の末尾に加わり途中には差し込めないので、間違えた箇所まで戻してから描き直してください。
回転したページでも使えますか。
プレビューは回転前の向きで表示され、座標もその基準で保存されます。横倒しに見えてもそのまま枠を描けば大丈夫です。
補足
文書全体の構造がカタログにぶら下がる仕組みは、ガイド「PDFファイルの中身」で扱っています。
出典
基準日: