PDFのページラベル設定
区間ごとにローマ数字・接頭辞などのページラベルを設定
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表紙・本文・付録の区間ごとにビューアで表示されるページラベル(/PageLabels)を設定
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PDFのページラベル設定について
本は前付けをi、ii、iiiと数え、本文で1からやり直します。PDFにするとこれがずれの原因になります。ビューアのページ番号欄はファイルの1枚目から1、2、3と数えるので、印刷された「12ページ」へ行こうと12を入力すると、前付けの枚数だけ手前のページが開きます。
ページラベルはこのずれを解くPDF仕様の機能です。カタログに「何枚目からはこの方式で番号を付ける」という規則を書いておくと、ビューアのページ番号欄と「ページへ移動」が印刷どおりの番号で動きます。ページの内容・順序・枚数は一切変わりません。
区間ルールの仕組み
ルールは区間単位です。各区間は開始ページ、番号方式、接頭辞、開始番号からなり、次の区間が始まるまで同じルールが続きます。番号方式はアラビア数字、ローマ数字の小文字(i、ii、iii)・大文字(I、II、III)、アルファベットの小文字(a、b、c)・大文字(A、B、C)、接頭辞のみ(番号なし)です。アルファベットはzの次がaa、zzの次がaaaと続きます。接頭辞のみにすると、その区間のすべてのページが同じ名前(例:「表紙」)になります。
最初の区間が1枚目から始まらない場合は、1枚目からアラビア数字1で始まる区間を自動で前に足します。ラベルのないページの扱いがビューアによって違うためです。開始ページが重なる区間は保存前にエラーとして知らせます。
印刷されたノンブルとは別物
ラベルは画面のページ番号欄にだけ使われ、紙には印刷されません。逆に、ページ番号追加ツールで刷り込んだ数字はラベルを変えません。両者をそろえるには、同じ規則(例:5枚目から1)を両方に設定します。ChromeやEdgeの内蔵ビューアはラベルを無視して物理的な順番だけを表示することがあるので、Acrobat Readerなどで確かめてください。
例
前付け・本文・付録のある報告書
- 入力
130枚。区間1:1枚目からローマ数字、区間2:5枚目からアラビア数字1、区間3:121枚目から接頭辞「A-」・アラビア数字1- 結果
1〜4枚目 i〜iv、5〜120枚目 1〜116、121〜130枚目 A-1〜A-10
本文12ページは16枚目ですが、ページ番号欄に12と入れればその場所が開きます。付録の区間を分けなければ、121枚目は117として続きます。
使い方
- PDFを追加すると総ページ数が表示されます。
- 区間を追加して開始ページ・方式・接頭辞・開始番号を決め、プレビューで各ページのラベルを確かめます。
- 実行して保存し、専用ビューアのページ番号欄で確認します。
よくある質問
大文字ローマ数字(I、II)やA、B、Cは使えますか。
はい。仕様(PDF 32000 12.4.2)の五つの方式、アラビア数字・ローマ数字の大小文字・アルファベットの大小文字をすべて選べます。付録をA、B、Cと振るなら、付録の最初のページから始まる区間を「アルファベット大文字」にしてください。「付録A」のようにしたいときは接頭辞に「付録」を入れます。
既存のラベルはどうなりますか。
ファイルを開くと既存の/PageLabelsを読み取って区間一覧に読み込み、既存のラベルがあるという警告と先頭数ページの名前を表示します。そのまま、または直してから保存すると、一覧のルールで丸ごと置き換わります。
後でページを足したり消したりしたら?
ラベルは何枚目という位置に結び付いたルールなので、前の方にページを挟むと後ろの区間の境目がずれます。ページの編集を終えてから最後に設定してください。
補足
文書全体の設定がカタログに集まる仕組みは、ガイド「PDFファイルの中身」で扱っています。
出典
基準日: